初めて尽くしの1年
2020年は、現代において最も困難な一年として歴史に刻まれることは間違いありません。新型コロナウイルスの世界的な大流行の中で、記録的な干ばつ、山火事、未曾有の暴風雨が続き、気候変動が依然として明確な脅威であることを思い知らされました。
マキシオンにとって2020年は、8月にサンパワーから正式に独立したこともあり、特に重要な年となりました。今回、初のサステナビリティレポートの発行により、弊社の環境・社会・ガバナンス(ESG)戦略における重要なマイルストーンを達成しました。
マキシオンソーラーテクノロジーズCEOのジェフ・ウォーターズ(Jeff Waters)は、レポートの序文でマキシオンがソーラー企業として「環境、スタッフ、そして生活と仕事の場となっている地域社会の主要な貢献者となる」ことが特に重要であると強調しました。
サステナビリティの正しい優先項目に焦点を当てる
マキシオンはサステナビリティを重視し、企業の自主的な持続可能性への取り組みである世界最大の国連グローバルコンパクトに参加することで、世界の平和と繁栄のために2030年までに持続可能な開発目標(SDGs)17項目を達成する行動を呼びかけています。
マキシオンでは、SDGsの推進方針を検討するために、すべての部署を包括したグローバルなESGチームを結成し、優先順位を決め、マキシオンの影響力を最大限に発揮できる具体的な目標を立案しました。
「私たちは、再生可能エネルギーを世界中に提供するという主な事業領域を超えた目標に挑戦しました」と話すのは、リンジー・ウェイドマン(Lindsey Weidmann:CLO(最高法務責任者)兼グローバルESGリーダー)です。
マキシオンは、国連グローバルコンパクトのSDGsのうち4項目を2030年までに達成することに貢献し、グローバル企業のサステナビリティ戦略への尽力に取り組んでいます。
マキシオンは、国連が定める17項目の「持続可能な開発目標」のうち、「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」、「人や国の不平等をなくそう」、「つくる責任、つかう責任」、「平和と公正をすべての人に」の4項目の目標に焦点を当てています。
パンデミック後のESGとサステナビリティの再定義
2020年のパンデミック以前は、多くの企業が経済的な目的と社会の広範なニーズを結びつけようとしていたため、ESGは中核的なビジネス戦略として支持を集めていました。パンデミック以降は、企業が責任ある地球市民となる必要性が認識され、持続可能性の企業戦略への組み込みがさらに強調されるでしょう。
マキシオンは、世界中の顧客、従業員、サプライヤーなどの主要なステークホルダーを対象に、マテリアリティ・アセスメントを実施しました。その目的は、マキシオンにとって重要性の高いトピックを見つけ、トピックを分析し、グローバルなサステナビリティ基準とのすり合わせを行うことです。
このステークホルダーによるエクササイズは、現在マキシオンのサステナビリティ戦略の基礎となっているESGの3つの柱のうち、14の重要性の高いトピックを最終的に選択する上で非常に重要となりました。
ESGの主な達成内容
サステナビリティレポートの全文には、3つのESGカテゴリーすべてにおける弊社の取り組みの詳細が記載されています。ここでは、いくつかのポイントをご紹介します。
環境スポットライト
マキシオンは、気候変動との闘いにおいて、太陽光発電業界全体で高い基準を設けることが不可欠であると考えています。弊社の環境に対するアプローチは、エネルギーと排出、水資源管理、廃棄物、循環型経済に焦点を当てており、多くのマイルストーンを達成しています。
COO(最高執行責任者)のマルクス・シックモーラー(Markus Sickmoller)は「資源の消費を削減し、低炭素経済への移行を実現することは、弊社のサステナビリティの目標を達成するための最重要課題です」と説明しています。
社会スポットライト
マキシオンでは、従業員の生活を向上させ、生活と仕事の場となる地域社会の向上に向けた取り組みで先導、提携、支援を行うことで社会にポジティブな価値を生み出し、社会問題を解決できるよう努力しています。
CHRO(最高人事責任者)のティファニー・シー(Tiffany See)は、「従業員、コミュニティパートナー、サプライヤーとの相互関係は、共通の価値の出み出し、マキシオンを成功に導く上で極めて重要です」と指摘しています。
2020年、マキシオンの社会へのアプローチの一環として、新型コロナウイルスの救
ガバナンススポットライト
優れたビジネスの中核には優れたガバナンスがあります。マキシオンは、各自が責任を持つ、透明性のある業務プロセスによって、従業員、サプライヤー、顧客の間に信頼を築いています。
CFO(最高財務責任者)のカイ・ストローベッケ(Kai Strohbecke)は、「誠実なビジネスを実践し、組織の価値を守るには、法律、規制、業界のベストプラクティスをすべて遵守することが必要です」と話しています。
サステナビリティのジャーニー
マキシオンが発行した初のサステナビリティレポートは、会社にとっては大きな成果ですが、ほんの始まりに過ぎません。今後も、ESGの柱に沿ってデータ報告の範囲を広げ、堅牢性を高め、重要なトピックについて期間ごとの目標を設定していきます。
サスティナビリティは反復的なプロセスであり、優先順位を現在の状況に適したものとするため、継続的な見直しを行う必要があります。2021年下半期に、マキシオンが世界に発信するポジティブな変化にご期待ください。