40℃を超える猛暑をはじめ、ゲリラ豪雨や季節外れの台風、乾燥による山火事の発生などの異常気象がここ最近頻発し、地球温暖化の深刻さを改めて考えさせられる機会が増えています。また、電気代が高騰し、家計への影響も大きく、ますます省エネ・創エネ・畜エネが再注目されています。
2025年4月から東京都の新築住宅は太陽光発電設置が義務となり、電気自動車は購入時に補助金が交付されるなど、国や都が大きく動き出したこともあり、一般家庭への太陽光発電の導入が今後増えていくのは間違いないでしょう。
ただ、太陽光発電システムはけして安くない買い物です。
特に住宅用の太陽光発電は限られた屋根面積に設置することから、居住地域や周辺環境、建設条件などで発電量は大きく左右されます。そのため誰の家にとっても有効とは一概に言えず、ご自身の居住環境をしっかりと理解したうえで、太陽光発電システムの検討を行いましょう。
1.まずは自分で情報収集
国家規模で推進をしているエネルギー政策だからこそ、国・地方自治体の政策も多く、制度や補助金等、日々更新されることも多くあります。後悔しないために更新された情報で、自分が享受できるメリット・デメリットを洗い出し、検討しましょう。また最近では太陽光パネルについての説明をしている動画も多く、元ハウスメーカーやパネルメーカー、設計事務所等ある一定の知見をもった第三者の意見として、検討時にYoutube動画をチェックする人が増えています。
マキシオン製品についての紹介をしている動画もいくつかありましたので、参考にご覧ください。
■タカシマ太陽光相談room
■家づくりせやま大学
■ユーニヴァース
■でんホーム
2. 電気代を確認する
太陽光発電を住まいに設置するメリットは、大きく 2 つあります。1つは電気代を減らせること、もう1つは発電量や消費量などを把握することで、自宅で使うエネルギーをより適切に管理できることです。エネルギーを「見る」ことで無駄をなくし、省エネ・節約にもつなげることができます。 ご自宅の電気料金の請求額を確認し、導入をした場合にどれだけの削減が見込めるかは事前にシミュレーションを依頼しましょう。
3.屋根の形状を確認する
太陽光パネルを屋根に何枚搭載できるかで、発電量は大きく変わります。また、屋根材の種類によっては、設置できないことも。ご自宅の屋根の形状や方角、傾き、素材などを確認し、どのくらいの容量を設置できるかを確認しましょう。
4. 日照量を把握する
太陽光パネルに影がかかると、少なからず発電量に影響します。アンテナ類の有無や電線、庭の樹木、近隣建物の状況などを確認しておきましょう。今は依頼する会社がしっかりとシミュレーションを出してくれることも多いので、それを踏まえて検証しましょう。
5.住んでいる地域の気候
雪や雨の多い地域は、一般的に太陽光発電に不向きだと言われています。また、積雪地帯や海沿いなどは保証対象外とするパネルメーカーもありますので、注意が必要です。ただし、製品によっては特性上、湿気や温度変化、サビに強いというのを強みとするパネルもあり、保証書に設置エリアの条件記載がないこともあります。
太陽光パネルはどれも同じように見えますが、そのスペックの違いは思ったよりも大きいものです。自分の条件にあった商品の目星をつけてから安心できる施工会社に相談しましょう。