流麗なフォルムは道ゆく人の目を誘います。何度見ても美しい、ティアドロップ型のソーラー電気自動車。モビリティの未来がそこにあります。
ひと目見ただけでは、その流線形のなめらかなルーフやフードに、パワフルなソーラーセルが搭載されていることはわからないでしょう。これは、すべてを変革するテクノロジーです。次世代のEVは、内蔵バッテリーから電力を供給するだけでは十分ではありません。降り注ぐ太陽光を電力に変えることが必要です。
Lightyear Oneは、5㎡のサンパワーマキシオンセルテクノロジーを搭載した
長距離走行が可能な世界初のソーラーEVです。
モビリティの未来をドライブする
これまでは、EVが最高のエネルギー効率を備えていると思っていたかもしれません。しかし数年前、スタートアップ企業のLightyearの変革者たちが、急成長中のEV業界にはまだ大きな改善の余地があることを見抜き、驚異的な自動車の開発に着手しました。エネルギー効率に優れたデザインと統合ソーラーセルを活用し、再充電までの走行可能距離を劇的に引き伸ばしたEVです。すべては、この美しいデザインのボディからクリーンな電力を生み出すことで可能になりました。現在、その夢はサンパワーのマキシオンソーラーセルを搭載した完動プロトタイプ、Lightyear Oneの形で急速に現実化しています。最近の試験走行では、途中で充電を行わずに最長725kmの走行を達成しています。これは、市販のEVの中で最長の航続距離です。製造開始は2021年を予定しており、持続可能な未来のモビリティを目指したLightyearのビジョンは十分に手の届くところにあります。
最大航続距離725 kmの達成は、Lightyear Oneの設計構想を完全に統合した結果です。
極めて高い変換効率
真の開拓者精神を持つLightyearのチームは、常識にとらわれない独自のコンセプトを打ち出し、EV車をゼロから開発しました。初期の段階から効率性を重視し続けた結果、太陽光発電テクノロジーが中核的要素となりました。「このコンセプトは、5㎡のソーラーパネルを車に搭載するというところから端を発し、その他の部分はすべてソーラーパネルに合わせて設計しました」(Lightyearの提携企業GranstudioのシニアデザイナーRocco Carrieri氏の談)。太陽光発電の変換効率における業界トップの地位と、長年、試験用ソーラーカーで新記録を樹立してきたサンパワーの功績を踏まえ、Lightyearは限られたスペースで高出力のクリーンエネルギーを供給できるサンパワーのマキシオンテクノロジーを選択しました。息をのむようなデザインに、サンパワーの太陽光発電のテクノロジーをシンプルなエレガンスを持って搭載したこの革命的な自動車を誇りに思います。
高度なエアロダイナミクス
空気力学的に見ると、空気抵抗が少なければ少ないほど、同量のエネルギーで遠くまで走行できます。Lightyearのチームは、シャーシからクラッシュゾーン、ホイールベイに至るまで、車両のあらゆる部品の周囲や下部の空気の流れを綿密に最適化しました。サイドミラーの代わりにサイドビューカメラの搭載するほど徹底的に行った結果、開発されたティアドロップ型のEV車は効率的でありながらエレガントで、サンパワーマキシオンソーラーセルとの完璧な相性のよさを証明しています。サンパワーの革新的な銅基板により、従来型のセルよりもはるかに高い強度と柔軟性ができ、Lightyear Oneのカービングフォルムを保ったまま美しく包み込みます。一般的なセルの見苦しい金属線が前面に出ないため、マキシオンテクノロジーは最大限にパワーを供給しながら自動車のすっきりとしたスタイルとシームレスに融合しています。
マキシオンソーラーテクノロジーはLightyear Oneの航続可能距離を最大化するためにフォルムに融合しています。
連続充電
空気力学とデザインを最適化したLightyear Oneは、完全に充電したバッテリーで最大725km走行できます。これは、東京から大阪までの道のりを優に超える距離です。Lightyear Oneは走行中に、フードとルーフに搭載したサンパワーソーラーセルにより一時間あたり最大12 km分の充電ができます。日照が続く限り走行距離も伸びるので、低照度でも発電できる優れた太陽光発電テクノロジーが不可欠です。マキシオンソーラーセルは、早朝や曇天の薄暗い光から赤い夕陽の光まで、非常に高い感度で発電できるように設計されています。サンパワーのテクノロジーなら早朝から長時間発電ができ、Lightyear Oneに最大限のクリーンエネルギーをもたらします。航続距離は他のどの車にも劣りません。
高い耐久性
Lightyear Oneの統合ソーラーセルは、自動車の総走行距離のうち極めて大きな割合1 ルーフとフードの太陽光発電により、日照1時間あたり最大12 kmを充電可能です。太陽光発電で可能な走行距離の割合は、気候や運転の頻度によって決まります(最大で100%)。曇天の多いオランダで全国平均の年間20,000kmを運転する場合は、走行距離の約40%を太陽光発電でまかなえます(https://lightyear.one/lightyear-one/)。 の電力を供給しています。電力と耐久性のテストを実施できるのは、サンパワーのテクノロジーのみです。マキシオンセルからなるマキシオンパネルは極端な温度、不快な振動、強風など最悪のコンディションにおける耐久性2 Jordan, et. al. Robust PV Degradation Methodology and Application.PVSC 2018. について、1位にランキングされています。サンパワーは信頼性の基準も規定しており、試験結果によると、25年前のマキシオンパネルが新しい従来型のパネルよりも多くの電力を出力していることがわかっています。3 365Wのパネルと比較して、変換効率は21%上回り、年間劣化率は0.25%です。
Lightyear Oneにはサンパワーマキシオンテクノロジーが搭載されています。
Lightyear Oneとまったく同じソーラーテクノロジーが、世界中のホームオーナーやビジネスに選ばれていても不思議はありません。事実、サンパワーのマキシオンソーラーパネルは市販されている製品の中で最高の変換効率4 トップメーカー20社のウェブサイトからIHSがデータシートの数値を調査した結果に基づく(2019年5月現在)。 を示し、25年にわたって従来の太陽光発電と比較した場合、同じスペースで最大35%も多くの電力を発電しています5 サンパワー400W、変換効率22.6%、同サイズアレイの従来のパネル(310 W mono PERC、変換効率19%、約1.64 m²)と比較 。
持続可能なドライブのために
Lightyearのチームは、サステナビリティをプロセス全体の中核に位置づけています。Lightyear Oneはすべて環境負荷の低い原材料で作られており、サプライヤーにも適切な環境や倫理の基準を満たすことを求めています。これは、太陽光発電メーカーとしては唯一、メキシコ・メヒカリの製造工場についてNSFから埋立廃棄物ゼロの認定を初めて受けたサスティナビリティのリーダー、サンパワーにも共通するコミットメントです。また、私たちはマキシオンDCソーラーパネルで名誉あるCradle to Cradle Certified™ Silverの認定を受けた初のソーラーパネルメーカーでもあります。6 サンパワーマキシオン2とマキシオン3 DCパネルはすべて、Cradle to Cradle Certified™ Silverの認証を受けています。Cradle to Cradleの認証製品は、資材の健全性、資材の再利用、再生可能エネルギーの利用と二酸化炭素排出管理、ウォータースチュワードシップ、社会的公平性の視点から評価されます。Cradle to Cradle Certifiedは、Cradle to Cradle Products Innovation Instituteにより認可される認証マークです。
サンパワーは、Lightyearのようにクリーンエネルギーへの変革を加速させ、太陽光発電の分野を粘り強く楽観的に開拓する企業を応援しています。「降り注ぐ太陽光を最大限に活用しよう」というLightyearのコミットメントには、私たちも大賛成です。
Lightyear One:概要
ミッション: | すべての人へ、どこにでもクリーンモビリティを届ける | |
エネルギー: | 5㎡のサンパワーマキシオンセルテクノロジーをダブルカーブのルーフとフードに搭載 | |
推進力: | 一般的な内燃機関のパワートレインの代わりに、独立したインホイールモーターを搭載 | |
車両重量: | 1,300 kg | |
充電オプション: | ソーラー、230Vソケット、充電ステーション | |
サステナビリティ受賞歴: | CES Climate Change Innovator受賞、Postcode Lottery Green Challenge最終選考 | |