Lindsey Wiedmann(リンジー・ウィードマン)
CLO兼グローバルESGエグゼクティブリーダー
クリーンなソーラーサプライチェーンに対するマキシオンの取り組み マキシオンでは、クリーンな電力をクリーンなパネルやサプライチェーンから生み出すために、不断の努力と投資を重ねています。私は、最高の地球環境と社会的基準を満たす資材から製品を作ることに邁進している弊社チームを誇りに思っています。私たちはこうした方針や取り組みにより、最高品質の製品を求めるお客様の期待に沿いながら、弊社の掲げる価値観を実現するとともに、法的および規制要件を満たしています。
新疆ウイグル自治区との関連を一切排除する方針
マキシオンの方針は明確です。弊社は、新疆ウイグル自治区と何らかの関連を持つ製品を取り扱うサプライヤーと一切取り引きを行っていません。
私たちは、3つの重点的な方法を用いて、これを確認しています。第一に、サプライチェーンの詳細なマッピングを行います。第二に、社外秘ソースと公開ソースの両方に基づいて、デューデリジェンスとCoC監査を実施します。最後に、ウイグル自治区内で製品を製造している、あるいはウイグル人労働者を中国の他の地域に強制的に移動させて製造を行っているなど、ウイグルとの関連について潜在的なリスクがあると特定されたサプライヤーの施設の監査を行います。 また、弊社パネルの製造に使用する多結晶シリコンのトレーサビリティについても厳しく監視しています。
多結晶シリコンのトレーサビリティの詳細
マキシオンでは、多結晶シリコンの原産地に対する懸念の高まりを受けて、中国産の多結晶シリコンから作られるウエハーは一切購入していません。代わりに、弊社のサプライチェーン内で処理されるウエハーは、弊社のウェブサイトで明記しているように、ドイツ、韓国、米国に拠点を置く厳選したサプライヤーリストに記載されているサプライヤーのみから購入しています。これらのサプライヤーから購入する多結晶シリコンは、全工程において中国外で製造されたもので、中国を除く特定国のリストに記載されている国からのMGSiが使用されています。
ここでは、その証明方法を説明します。マキシオンでは、製造実行システム(MES)テクノロジーと呼ばれる、確立されたツールを使用しています。これは、原材料から完成品を製造するプロセスを、コンピューター化されたシステムを使って追跡・文書化するものです。こうしたシステムは品質管理のために広く活用されており、調達から工場へ、そしてお客様の手に渡るまで、製造段階のすべてを追跡します。これには、ロット番号による輸送プロセスの各ステップの追跡も含まれます。これを可能にしているのが、バーコード技術です。スーパーマーケットの商品に付いているのと同様のバーコードには、マキシオン製品に使用されている多結晶シリコンの原産国の情報がすべて埋め込まれています。そのプロセスを下記に示します。
サードパーティ監査
弊社の工場と主要サプライヤーの工場は、Clean Energy Associatesなど、太陽光発電業界に関する専門知識を持つ、信頼の高いサードパーティによる監査を受けています。マキシオンのトレーサビリティ手順は、これらの独立監査機関により、「クラス最高」、「同業者の先を行く」という評価を受けています。
今後の展望
マキシオンは、現代奴隷制と闘うため、今後も事業活動やサプライチェーンにおいて継続的に改善と努力を重ねていきます。こうした問題は重要なため、私たちはサプライチェーンが最高基準を満たすよう尽力しています。さらに詳しい情報については、マキシオンのウェブサイトにある公開リソースをご覧ください。下記にリンクがあります。マキシオンは今後も引き続き、弊社の方針、サプライチェーン、弊社の価値観に従って活動するための努力について公表していきます。
リソース
- グローバル人権ポリシー – マキシオンの方針は、人権および強制労働に関する最も厳格な国際標準に準拠しています
- サプライチェーンマップ – 原材料の原産国から多結晶シリコン、インゴット、ウエハー、セル、モジュールの製造に至るまでの、マキシオンの詳細なサプライチェーンマップ
- 現代奴隷制に関する声明 – マキシオンのサプライチェーンリスクおよびコンプライアンス手順に関する詳細な概要(トレーサビリティと監査を含む)
- 人権保護に関するブログ – マキシオンの重要な人権およびサプライチェーンイニシアティブの概要